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カシスとは?
カシスの原産地は、はっきりと分かっていませんが、世界各地に栽培されています。カシスの実は寒い地域の方が栽培しやすいようで、北欧や北アメリカで盛んに栽培されています。日本では青森県でほとんど栽培されているようですね。
最近カシスがブルーベリーやルテインとともにサプリメントとして発売されています。カシスといえばカクテルでおなじみの人も多いでしょう。
カシスはブルーベリーのように赤紫の果実なのですが、植物学上の分類は違います。
カシスはユキノシタ科スグリ属フサスグリ亜種に分類されます。日本では黒スグリと呼ばれます。
ストロベリーはバラ科オランダイチゴ属、ブルーベリーはツツジ科スノキ属、ラズベリー、ブラックベリーはいずれもバラ科キイチゴ属ですから別の植物です。
ただ、ベリーと同じように思われるのは見た目とアントシアニンを含むその色の鮮やかさからでしょうか?
カシスは高さ2mほどの低い落葉樹で、カシスの実の中まで紫紺色。酸味が強く生では食べにくいため、お菓子やジャムの材料として親しまれています。
ちなみに英国ではフサスグリ全般をカラントと呼び、カシスは果実の色がほとんど黒に見えることからブラックカラント(Black currant)と呼ばれています。
同じカラント類に、ホワイトカラントやレッドカラントがあります。
カシスのサプリメントとしての注目はその黒っぽい紫色に集まっています。
カシスはビタミン・ミネラルのバランスがよいのとアントシアニンが研究の対象になっています。
カシスの成分
カシスはビタミン・ミネラルのバランスが果物の中でもトップクラスといわれます。
カシスはブルーベリーと比べても、カリウム、マグネシウム、亜鉛を多く含み、しかもカルシウムとマグネシウムのバランスも理想的。(このカルシウムとマグネシウムのバランスは骨形成に重要です。)
カシスのビタミンはビタミンCはオレンジの3倍、ビタミンA、βカロチンはオレンジと同等で他のビタミン全般を豊富に含んでいます。
しかし、なんといってもカシスで特筆すべきは、アントシアニンです。アントシアニンはポリフェノールの一種で体内で様々な活躍を見せる物質。
その種類は数え切れないほどで、アントシアニンだけで約400種類あるといわれています。通常言われているビタミン、ミネラル以外にも体に必要な物質は沢山あるんですね。
カシスはそのアントシアニンのうち4種類を含みますが、そのうち二つはカシス特有のものなんです。ブルーベリーもアントシアニンで有名ですが、ブルーベリーにはこのアントシアニンは含まれていないんですね。
このため、市販のサプリメントではブルーベリーとカシスとルテインなどが一緒に配合されているものも多いんです。
ちなみにカシスに含まれるアントシアニンは、抗酸化力に優れているデルフィニジン配糖体の「D3R(デルフィニジン-3-ルチノシド)」と「D3G(デルフィジン-3-グルコシド)」、シアニジン配糖体の「C3R(シアニジン-3-ルチノシド)」、「C3G(シアジニン-3-グルコシド)」の4種類です。
抗酸化力というのは体のサビを抑えるような力です。体の老化は活性酸素によってからだの期間が酸化されることによって起こります。
カシスとブルーベリー
カシスとブルーベリーの成分の違いはお話しましたが、体内ではどう作用が違うのでしょうか?
ブルーベリーのアントシアニンは目の網膜にある光に反応する色素(ロドプシン)の再合成を助ける働きといいます。
カシスのアントシアニンは抹消血管の血の流れを改善する働きといわれます。目が凝っていると血行が悪くなっているので、血行改善作用により目の筋肉の緊張を緩和するといわれています。
パソコンやデスクワークで目の緊張が続くと目の筋肉が緊張してきます。これをピントフリーズ現象といいますが、カシスはこの緊張を緩和することが期待されます。
目がものを見る際にピントを合せなければなりません。このピントを合せる筋肉が凝ると目がピントを合せられず、物がかすんで見えるのです。
また、光が目の網膜に当たって、脳に伝えられる事で物が見えます。
この前者のピントを合せるところでカシスポリフェノールが、後者の光に反応する部分でブルーベリーポリフェノールが有効ではないかといわれています。
カシスとブルーベリー両方取る事が推奨されるのはこういうわけです。
また、カシスのアントシアニンは血流を改善する事から目のくまも改善するという報告もあります。
カシスのサプリメントは「わかさ生活」のカシスαが北欧産、明治製菓のカシスiがニュージーランド産ですが、どちらも日光による紫外線が強い事でカシスの品質がよくなるようです。